小川の荒瀬に来る可愛いイソシギと移り変わる川の表情を描く!

こんにちは!画家の佐藤 静です。

今回はいつも覗きに行っている近くの小川でよく見かけるイソシギを描いてみました。

イソシギをよく見かける場所がこの写真のような荒瀬の石の上です。

食べるものが少ない冬の時期にでも、ここに来れば何か餌となるものがあるようで石の表面を嘴でつついています。

今回描くイソシギは冬羽です。

なんだかめんどくさそう、難しそうと思われるかもしれませんが、順番に色を重ねることで誰でもできると思います。

そして、今回は泡立つ水の様子をシッカリと描いていきますので、最後までご覧いただきたいです。

これが今回のお題です。

それではどうぞ!!

イソシギってどんな鳥

まず、イソシギに付いて少し解説しますね。

シギの仲間は水のある場所で食べ物を探しています。

イソシギは殆どが留鳥で、一年を通して見ることができるシギの仲間でも最もポピュラーなシギで、海の浜や磯、川や湖の淵などで出会うことが多いです。

大きさはムクドリほどで、背中の色はこげ茶色~オリーブ色で、お腹は白いです。

何時も尾羽をピョコピョコと上下させていて、可愛らしいです。

特徴はお腹の白が肩のところで少し背中側に食い込んでいるので、識別しやすいですよ。

鳴き声は、ピー、ピー、と細く甲高い声で鳴きます。

下描き

今回は、F6のキャンバスを使いました。

まず、鉛筆で下描きをしましょう。

鳥の部分は形を正確に描きます。

それ以外は石の部分と、水の白い部分と色の濃い部分の境目をざっくり描きます。

水の色を塗る

水の部分と石の部分の色を付けていきます。

まず、キャンバスに水をスプレーします。

パーマネントグリーンにバーントシェンナと黒を少し混ぜて水で薄めた絵の具を、石の部分と水の色の濃い部分にザックリでよいので塗っていきます。

ここで、一度乾燥させます。

先ほど塗った色に更に水を加えて薄めた色を白い部分にも塗っておきます。

白く泡立つ波の下色になります。

鳥の形が分かりずらくなるので、一度薄い茶色で鳥の形を塗っておきます。

イエローオーカーにイエローを加えた色を水や、石の黄緑~黄色ぽく見える部分に塗っておきます。

パーマネントグリーンにフタロブルーを混ぜた色をグロスメディウムに加えて透明にした絵の具を作ります。

水の流れを意識して描きます。

石の部分にも形を意識して色をのせます。

色を濃くしたい部分特に、石の陰に見える部分にはシッカリ厚塗りします。

乾かしてから、何度も塗り重ねます。

パーマネントグリーンにフタロブルーと白を混ぜた色にグロスメディウムを少量混ぜた色を作ります。

光が反射していないところの水の流れの形に塗っていきます。

水の流れがある水面の部分、そして石の上にも流れがあるので塗っていきますよ。

先ほど塗った色に更に白を加えて薄い青を作ります。

色を塗り重ねていきます。

先の絵の具に更に白を加えた色を作ります。

水の白く光って見える部分に塗っていきます。

水が跳ねている様子もこの時に描いておきましょう。

先に作った色に、更に白を加えて、もっと白く見せたい部分に塗ります。

水が跳ねている部分を丸い形で描いていきましょう。

更に上で作った色に更に白を加えた色を塗り重ねていきます。

石が水で濡れて光っている部分も絵の具の濃さを意識して色をつけます。

生の白で最も白い部分に塗っていきましょう。

イソシギを描く

イエローオーカーに白と僅かのパーマネントグリーを加えた色で脚の形を作ります。

バーントシェンナにイエローオーカーを混ぜた色に白を加えた色を作ります。

これで、鳥の茶色く見える部分に色をつけます。

羽の形を意識して塗っていきましょう。

今度は、羽の色の濃い部分です。

バーントシェンナにブラックを加えた色を塗っていきます。

嘴、目の周りの線、頭部、首の模様、背の雨覆いと風切りなどを描いていきます。

白に少量のイエローオーカーを混ぜた白を作り、羽縁部分と目の上の部分の白を塗り羽の形を決めていきます。

さらに白い色で腹の部分と肩の食い込み部分と腹から翼に出ている羽毛を描きます。

仕上げ

最後の微調整をします。

羽縁の白をシッカリ描きます。

腹と、脚の陰を描きます。

脚の模様と、爪部分も描いておきます。

最後に石の上の水の流れを描いておしまいにします。

まとめ

今回はメインはイソシギですが、水や石も画面全体を生かしてくれるようにしました。

穏やかな水面もとても素敵なモチーフですが、このような荒々しい水面も面白いでしょう。

どうですか、皆さんもできそうでしょ。

水のあるモチーフは私も好きなので、よく描きますよ。

これからも頑張って描いていきます!

動画もありますので参考にご覧ください。

音声解説はありません。

BGMが流れます。

ここまでご覧いただきありがとうございました。

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