鳥のイラストを鉛筆と色鉛筆で描く!まねして初心者でも簡単に描ける!

こんにちは。
画家の佐藤 静です。

鳥のイラストを描きたいけど、上手に描けない。

どうしても子供っぽい絵になってしまうなど、自分の描いた絵に自信が持てない方に是非ご覧いただきたい内容です。

同じような手順を踏んでいけば、誰でも鳥が鳥らしく描けるようになります。

今回は鉛筆で形を取り、色鉛筆で着彩していきます。

それでは、始めていきましょう。

今回使用した画材

色鉛筆は三菱鉛筆ポりカラー(油性)の12色になります。

スケッチブックは100均のダイソウで購入したA4サイズのものを使いました。

特別なものは一切使いません。

色鉛筆で彩色する超簡単な鳥の絵を描く

今回描くのは、「スズメ」、「セッカ」、「ダイシャクシギ」、「フクロウ」の4種類です。

鳥らしい形を作り、色を着ける際に塗り絵にならないように描いていきます。

子どもっぽい絵になってしまう原因は塗り絵のようにべた塗をしてしまうためです。

スズメは説明するまでもありませんね。

家の周りでもよく見かける誰でも知っている可愛い小鳥ですね。

この写真のスズメを描きます。

まず、胴体部分の卵型の丸を描きます。

スズメの胴体部分は左を向いていますので、卵の形を左に傾けたような形の丸を描きます。

頭の部分は右を向いていますので、胴体の上部の少し右側に頭の丸を描きます。

嘴の位置、目の位置をよく観察して簡単に描いておきます。

翼は背中に折りたたまれているので、この写真ではあまり見えていませんが見えている部分を簡単に描いておきます。

尾羽は胴体から真っ直ぐ後ろへのびていますので、長さに注意して描いておきます。

また、留まっている枝をざっくり描き、そこに脚を描きますが、脚が胴体のどの部分から出ているかをよく観察して決めていきます。

頭頂部から顎にかけて頭部の中心線を引いておきます。

スズメ特有の太い嘴の形を描きます。

頬の黒い部分の位置を決めます。

翼の部分を写真を見ながら肩羽を描きます。

枝につかまる指も描いておきましょう。

スズメが咥えている桜の花を描きます。

頬や顎の下の黒い部分を軽く塗っておきます。

頭部や、翼の部分の色の濃い部分を描いておきます。

羽の部分は重なりも描いておきましょう。

はみ出した線を消しゴムで消しておきます。

頭部と背中の茶色の部分に茶色の色鉛筆で、黒い部分は黒の色鉛筆でしっかりと彩色します。

翼は茶色と黒もありますので、描き分けて表現します。白い部分は塗り残します。

脚は茶色とオレンジで肉色を表現します。

色鉛筆で描く際は、混色ができないので近い色を塗って雰囲気を出していきましょう。

お腹の部分は白ではありません。ちょっと汚れたような色です。

お腹に黒と茶を薄く塗り、完成とします。

セッカはスズメより少し小さめの小鳥で、葦原や少し背の高い草が茂っているような場所に生息しています。

繁殖時期には営巣している場所の上空を「ヒッヒッヒッヒッ・チャチャッ・チャチャッ」と鳴きながらフワフワ飛んでいるのを見かけます。

体がやや細長く、写真のように股を開いて留まることができます。

葦に股を開いて留まる姿を描いていきます。

胴体部分を楕円形で描き、頭部はやや右上を向いていますので、それも楕円形で描きます。

左右にある葦も直線で描いておきましょう。

嘴の位置、目の位置、足の位置、尾羽の位置を決めておきましょう。

この際、嘴の向きと開き具合、脚が胴体のどの部分から出ているのかをよく確認します。

足の指と尾羽の重なりを描いておきましょう。

頭部と胴体部分の羽の流れをざっくり描いてください。

嘴と目の形をしっかり描いておきます。

色を塗っていきます。

まずは茶色で塗るというより、細かい線で色を着けていきます。

頭部、胴体、尾羽の茶色く見える部分です。

今度は、黒で頭部と胴体と翼部分に細かい線で描いていきます。

それから、目と嘴の上部も黒で塗ります。

尾羽にも黒い部分があるので、羽の重なりを意識して黒い部分を塗っていきます。

今度はオレンジ色を使い、先ほど茶色で塗った部分を更にシッカリ塗ります。

嘴の下半分と口の中や目の後ろから翼にかけて塗ります。

胴体部分の後ろ側から尾羽の部分を塗ります。

それから、脚をシッカリ塗り、葦は薄塗で。

お腹にも少し色を着けておきましょう。

最後に鉛筆で描いた余計な部分を消しておきましょう。

こんな感じに仕上がりました。

ダイシャクシギは夏の繁殖場所と冬を過ごす場所を移動する途中に立ち寄る旅鳥です。

春は4月~5月ごろ、秋は8月~9月ごろに川の河口や海の干潟で稀にみられる大型のシギです。

警戒心が強く、遠くに1羽から数羽でいるのを確認することができるでしょう。

鳴き声は「ホーイ」とか「ピューイ」と聞こえる

この逆光の海で撮影したダイシャクシギを描いていきます。

胴体の卵型はやや長く描きます。

小鳥と違い首が長いので頭部は胴体から離れています。

そこで、まず首の傾きのラインを一本引いてから、その先に頭部の丸を描きます。

頭部の丸は胴体からの距離に注意します。

頭部の形を描きます。

頭部はまん丸ではないのでよく見て描きましょう。

頭部から伸びる下に曲がった長い嘴も、全体の位置関係をよく確認しながら描きます。

首も描きます。

畳まれた翼の輪郭も描いておきます。

頭頂部の中央の線を引いておきましょう。

次に翼の羽の流れに沿って細かい線を引いておきます。

脚も体から出ている位置に注意し、踵の関節部分と指の位置を決めていきましょう。

鳥の輪郭を正確に描きます。

首から胴体の模様も細かい線で描いておきます。

頭央線から嘴もしっかり塗っておきましょう。

翼の羽も形を意識して描きます。

また、脚の形とつま先立のような指の形もしっかり描きます。

ここから色を着けていきましょう。

茶色の部分に細かい線で色を着けます。

さらに、茶の濃い部分は黒を重ねます。

陰色部分は青を塗っていきます。

こんな感で完成としました。

フクロウは鳥が好きとまではいかない人でも知っている、とても人気のある鳥ですね。

昔から幸運を呼ぶ鳥とか、森の賢者とか言われフクロウカフェなんかもあるくらいです。

もともと夜行性のため、普段目にすることはめったにありません。

春先の夜に森から「ゴロスケホッホ」と鳴く声が聞こえてくることがあります。

今回、昼に撮影できたフクロウを描いてみましょう。

少し、眩しそうにしていますね。

留まっている斜めの木の枝と体の楕円と頭部の丸を描きます。

左から振り返っているので、頭部はやや中心からずれています。

背中と顔の中心線も引いておきましょう。

顔のハート型を描きます。

背中の羽の流れを線で決めておきます。

翼の重なりと尾羽の重なりも描いておきます。

頭部は目と嘴を描きます。

目と目の間は中心から放射状に出る羽毛があります。

背中の羽と翼の羽を細かく描きます。

また、尾羽の縞模様も描いておきましょう。

全体に細かい羽を描いていきます。

複雑ですね。

少し根気がいりますが、頑張りましょう。

ここから、色を着けていきます。

基本は茶色です。

茶色と黒で色の濃さを見極めて描いていきます。

そして、影部分は青で着色します。

この際、白い部分や光が当たっているところは塗り残すようにします。

嘴部分にオレンジ色を塗りましょう。

最後に留まっている枝に色を着けました。

これで完成としました。

まとめ

鉛筆で下絵を描き、色鉛筆で着色する描き方は、鉛筆の下絵を生かして描く技法に最適です。

不要な鉛筆の線があれば、すぐに消すことができます。

如何でしたか。

初心者でもとても簡単に描くことができそうですよね。

是非、鳥の絵描いてみませんか。

ここまでご覧いただきありがとうございました。

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