自宅に絵を飾るのはほとんどの場合は、リビングルームや寝室などの居室が多いと思います。
それ以外の場所ではどういったところに飾ってもいいのか、素敵に飾るにはどうしたらいいかや
飾るための道具はどんなものがあるのかなどをお伝えしたいと思います。
まずは飾る場所ごとにお話しますね。
リビングルームに絵を飾る
リビングルーム(居間)などの広い部屋に飾る想定で絵の飾り方をお伝えしたいと思います。
家の中で一番飾る場所が多いのがこの場所ではないでしょうか。
まず、ソファーなどのゆっくりとくつろげる場所の背中側の壁ですよね。
飾る絵が大きい場合は、ドーンと一枚だけ飾るのもいいですね。
何枚も飾る場合は次のレイアウトをお勧めします。
❶横一列に飾る
絵の中心線を揃えて、横一列に飾るのが最も一般的な飾り方になります。
下の絵のように横並びにします。
ギャラリー的な飾り方で絵を見せるための配置ですよね。
横一列でも、絵の下のラインの高さを揃えて飾るのもありですよ。
❷敢えて段差を付けて横並びに飾る
敢えて整列させずに、段差を付けて飾る方法もあります。
こちらもおしゃれですよね。
配置のセンスを感じさせる飾り方ですね。
❸傾斜を付け段々に飾る
その部屋の雰囲気に合わせてこの傾斜を右下がりにするか右上がりにするか飾り方を選んでください。
これもなかなか味がありますよね。
➍全体を四角に納めるように飾る
大きな四角をイメージして、その中に納めていく飾り方になります。
整っている感じが好きな方向けの配置ですね。
➎中心から十字に飾る
こちらも決まった形ですが、十文字に配置しています。
中央の絵をどの絵にするかで、全体のイメージも変わってきますね。
❻全体をひし形に飾る
十文字の配置を拡張した形になります。
全体の形をひし形になるように配置します。
このひし形を横長のひし形にするパターンもありです。
❼ランダムに飾る
これもおしゃれですよ。
ランダムに飾るです。
無秩序でありながら、飾る人のセンスが出てきます。
絵の配置は幾通りもありますので、時々掛けなおしても楽しめますよね。
この飾り方、好きだなー!!
リビングルームのソファーの後ろ以外でスペースがあるのが、背の低いチェストが置いてある壁でしょうか。
玄関に絵を飾る
玄関に絵を飾るスペースがあるか見てください。
下駄箱の上や玄関を入った正面、それから左右にも飾るスペースがあるかもしれません。
玄関に絵を飾るのはとても良いことだそうです。
聞いた話では、富士山の絵などが良いらしいですよ。
下駄箱の上は何かと物を置いていると思いますが、その後ろには絵画が飾れるようなスペースがありますよね。
普段はこの場所に何を置いてありますか。
植物? 鍵? 写真?
是非、絵画を飾ってみてください。運気が上がるかもしれませんよ。
トイレに絵を飾る
狭い場所ですが、トイレも絵を飾るスペースがありませんか。
なんでも、黄色系の絵画が良いらしいです。
あまりお勧めしないタイプの絵は大きすぎる絵や人物の絵ですね。
まず、大きすぎる絵はコンパクトなトイレ空間にそぐわないですよね。
それから、人の絵はなんだか覗かれているようで落ち着かなくなりませんか。
お勧めは小さめの絵で、気持ちが落ち着くような絵柄のものが良いです。
階段の途中に絵を飾る
お勧めの飾り方はリビングルームで飾るのところでご説明した、❸傾斜を付けて段々に飾ると、❼ランダムに飾るです。
映像や写真で海外の方がこのスペースに絵や写真を飾っているのをご覧になったことがあるかもしれません。
壁以外のスペースに絵を飾る
壁のスペースは限られていて、今更飾る場所が無いんだけどと思われている人には、こんなところにも絵を飾ることができるのをご紹介します。
チェストや下駄箱の上に置く
写真の左がミニイーゼルで、右がプレートスタンド(皿立て)になります。
こういったものを利用して、好きな場所に絵を飾ることができます。
絵の角度も自分の好きな方向に向けられますので、良いですよね。
値段は安いです。
100均でも売ってますよ。
下の写真はダイソーの売り場の写真です。
パーティションに掛ける
部屋にパーティションがあれば、そこにS字フックなどを掛けて、それに絵を掛けることができます。
絵を飾る方法
額縁吊り金具(石膏ボード用)などの表記がある金具を用いる場合
額縁吊り金具になります。これは付属のピンや釘を壁に打ち付ける製品です。
飾る場所の中が、石膏ボードや合板、木などであれば比較的簡単に取り付けることができます。
金づちがあれば、女性でも簡単にトントンすれば付いちゃいます。
金具を取り付ける前に飾る絵を決めて、絵の後ろの紐の位置を確認します。
この時絵の後ろの紐はシッカリとぴんと横に張っておいてください。
くれぐれもダラリとしないようにしてください。
飾る壁に絵を当ててみて、最終的に金具を付ける位置にしるしを鉛筆などで付けておきましょう。
金具には細い釘が何本か付いていますので、金づちで手を打たないようにやさしくトントンします。
金具の耐荷重は余裕をもって選びましょう。
壁の穴が目立ってるときは、パテなどで埋めようね!
*コンクリートや金属壁にはドリルで穴を開けるなどして、処理する必要がありるのでここでのお話は控えます。
賃貸なので壁に穴をあけたくないという方には
穴が目立ちにくい金具
❶釘がV字で穴が目立ちにくい『マジカルピンフック』という製品があります。
ピンを抜いた後に穴を指先で擦ると全く分からなくなります。
❷釘を使わずホッチキスで止める『壁美人』という製品です。
ホッチキスで本当に大丈夫なのと思いますよね、これが結構耐荷重もあります。
すごいですね~
粘着フックという製品もあります。
色んな会社から発売されていて壁に穴を開けないモノなので、良いですよね。
しかも接着ではないので、剥がすことが可能です。
壁に貼り付けるタイプで、耐荷重的には軽量のものであればOKです。
しかし、時間経過とともに粘着力が変化しないかは分かりません。
私はこれは少し心配なのでここではお勧めしません。
なにかあったら保証できませんので。
お勧めしてから、絵が落ちたんだけどー
なんて言われたら困るでしょ!
上から吊るすタイプ
こちらはギャラリーなどでもよく使われている天井近くからワイヤーが出ていて、
その先のフックに絵を掛けるタイプでピクチャーレールと言います。
こちらもいろんなタイプがありますので、お好みで選択しましょう。
ワイヤーはレールを左右に移動させることができ、フックの高さも自由に変えられ、
更にワイヤーの数も増やすことができる、自由度が高いものになります。
こちらの取り付けはねじで取り付けるタイプとピンで取り付けるタイプがありますが、
穴は開いてしまいますので、賃貸には向きません。
まとめ
絵の飾り方にこうでないといけないといった決まりはありません。
自分の好きなように飾っていいのですが、今回の説明が皆さんにとって参考になりましたら
嬉しいです。
ここまでご覧いただきありがとうございました。
はじめまして。
画家の佐藤 静です。